インドのレストランでの注文の仕方
慣れないとインドのレストランに飛び込んでいくには勇気が要る。言葉があまり通じず、すんなり食べたいものが食べられない場合もある。しかし、営業時間外だったという場合を除いて、レストランに入って飯が食えなかったことは俺の場合一度もない。
まず、初心者は外人向けの店に行ってみよう。ニューデリーのメインバザールや、コルカタのサダルストリートなど、外人旅行者の多いところにはいくつもある。地球の歩き方などのガイドブックにも多数載っている。これらの店は大抵小奇麗で入りやすい。また、英語も通じやすいし、外人向けのメニューもある。カレーを注文したらスプーンがついてくる。ただし、値段は高い。
普通のインド庶民向けの店は、言葉が通じにくい場合がある。また、メニューにあるから注文したのに、それない、と言われることも多い。だったらメニューに載せるなよと思うが仕方ない。結局、不本意な食事になることも少なくない。まあ、困ったらターリー(南インドではミールス)を注文すればいいのだが、それにも種類があって選択する必要がある場合がある。
また、スプーンが出てこない場合が多いので手で食べることになる。これは別に難しくないが。そして大抵の場合、店内の外人客は自分一人という状況でアウェイ感が半端ない。
値段は安い。料金に関しては大抵後払いだが、たまに先払いの店もあるので注意が必要だ。
中級レストラン(エアコン付きだったり、入り口に警備員がいるような店)だと、言葉は通じやすい。店も綺麗。また、多少店員の愛想がよい。メニューもわかりやすいし注文しやすい。値段は高いが日本人からするとそれほどでもない。そして高いだけあって、味は庶民向けの店より良い。
また、駅内にあるレストランは敷居が低く、入りやすい雰囲気である。俺もよく利用した。
【レストランでの注文の仕方】
●店に入るのだが、客が一人もいないようだと営業時間外の可能性がある
●店に入ったら椅子に座る
●中級レストラン・外人向けの店だと、店員がメニューを持ってくるが、庶民的な店だと、アピールしないと持ってきてくれない場合がある。
●注文する品が決まったら店員を呼ぶ、手招きすればOK。
●店員は英語が通じない人も多く(少年が多い)、間違いを防ぐためにメニューを指さしながら注文する。注文したら、ごちゃごちゃ言ってくる場合がある。「個数は?」「それ今やってない」「こっちのほうがオススメ」というようなことだと思うが、ここは空気を読んでフィーリングで対応する(笑)。
●水を出される場合があるが、それは怖くて飲めない。俺の場合水は絶対に自分で持参していた。
●注文した料理がでてくる。たまに想像してたのと違う料理が出てくる場合があるが、とりあえず食べる。スプーンが出て来なかったら店内の洗面台で手を洗いに行く。スプーンありますか、なんてかっこ悪くて聞けない。
●食べ終わったら、カウンターまで行って「Check, please」(勘定、お願い)という。そしたら金を払う。領収書はくれるところとくれないところがある。中級レストランだと、席に座ったまま店員に伝える場合もある。