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12月15日:インド最南端カニャークマリに到着




kanyakumai4時半起床。体調は回復した。体のダルさがなくなってる。悪環境の中の睡眠だったので意外。
電車は定刻通り朝6時50分にカニャークマリに到着した。
今回の旅は南インドに行く事だったが、インド最南端に到達できたことで、その目的は完全に達成された。俺としても感慨深いのだが、喜ぶのは早い。
ここはヒンドゥー教の聖地で、巡礼に来る人が大勢いる。心配なのはホテルである。今はオンシーズンであり、ホテルは満員かもしれず、また、歩き方によればホテル代も2倍程度になることもあるそうな。
俺は電車から降りると足早にタウンに向かった。目指すは歩き方に載ってるホテルマニッカムだ。

そこには迷うことなく歩いて20分ぐらいで到着した。しかし、心配とは裏腹に部屋は普通に空いていた。Rs700,Rs800,Rs900の部屋が空いていたが、Rs900の部屋を選択した。
この部屋は今回の旅で最も素敵だった。バルコニーがあってそこから海が見える。また、バルコニーのドアを開けっ放しにすると海からの風が中に吹き込んでくる。インド最南端の海からやって来る風に排ガスが含まれていようはずもなく、これまでのインド都市部と違って安心して深呼吸できた。
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写真:ホテルマニッカム。ダブルベッドだがもちろん一人である。
荷物をおいて、8時頃から街をブラブラした。まずはインド最南端の海岸だ。ここはインド洋、アラビア海、ベンガル湾の3つの海が一つになるところだ。感慨深かい…よくもここまで遠くに来たもんだ。そして13年前の夢、遂に果たしたり!
海辺ではヒンドゥー教徒たちが沐浴というか大はしゃぎで海水浴をしていた。俺は見るだけ。俺にとってそこは神聖な場所ではないし、邪魔しちゃ悪い。
komorinmisaki
写真:インド最南端。北緯8度。
それにしてもこの岬、ものすごい人だかりである。土産物屋の数も多く、あたりはかなり賑わっている。まるで日本の縁日みたいだ。特におもちゃの店が多いのは、家族旅行が多いからなのだろう。巡礼といっても実際は観光がしたくてここを訪れる人が多いのではないか。
また、外国人だからって特に話しかけられることもなく、ストレスもない。車の数もこれまで訪問した大都市に比べると遥かに少なく、安心して歩ける。人は多いけど街はのんびりした感じだ。
小さい街なので1時間ちょっとで大体見て回れた。ホテルに帰って昼寝。
起きたら2時30分。よく寝た。昼飯はチキンカレー。肉が食べたくて仕方なかったので満足した。
その後、部屋に戻ってまた休憩。6時20分頃夕日を見に行こうと岬に行ったが、既に沈んでいた。失敗したが、明日もあるのでまあよしとする。
7時半に晩飯。ちょっと高級っぽいレストランに入った。チキンバター、ナン、スープでRs230。美味いし、腹一杯になった。料金をRs500札で払おうとしたら、釣りがないと言われた。こういう事ってよくある。Rs500札って本当に使いにくいし、両替するときRs500札はやめてほしい。結局ピッタリ払ったが、小額紙幣が少なくなって嫌な感じだ。
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写真:この日の晩飯。チキンバターはオススメ。
部屋に帰ってのんびり、したかったのだが、ホテルの外がエラく騒がしい。大きい教会のあたりで、ずっと歌や音楽が大音量で流れているし、時折花火も上がっている。お祭りでもやっているのか?
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写真:ライトアップされた教会
昼も夜も、ここカニャークマリは非日常の世界だ。


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