「12月21日:バンガロール観光、そして…」の記事一覧

12月21日:バンガロール観光、そして44時間電車の旅が始まる。




7時起床。蚊も出てこず、割とぐっすり寝れた。しかし起きてもすることがない。お菓子を食べながらテレビを見た。テレビではドラえもんとキテレツ大百科がやっていた。
8時半に外出。歩いてMGロードまで行こうとしたが、すぐに道がわからなくなってリキシャーを利用した。Rs80。やっぱりリキシャーは便利だ。今回の旅ではリキシャーのトラブルがない。基本的に値切らないこと、悪質リキシャー率の高い観光地には行ってないからだ。
さて、MGロードは整備された綺麗な通りだ。あまり臭いもない。バンガロールはインドで人口第3位の大都市だが、発展したのが新しく、街の建造物も新しいものが多い。そして、なんというか、デリーやコルカタのような怖さがないというか、健全な感じがする。ごちゃごちゃした感じが小さく、街も歩きやすい。しかし、逆に言えばインド旅行に求める冒険心は満たされない。バンガロールはそういうところだ。
babgalore
写真:バンガロールの街並み
さて、とりあえず州立博物館に行ってみた。Rs4。俺は割と博物館関係は好きだ。なぜなら物から歴史を感じることが出来るからだ。この博物館にも古い時代の石像などが多数展示されていて、値段のわりには楽しめた。
次はその隣にある産業博物館に入った。Rs20。中には飛行機の歴史や構造など、科学技術に関する展示物が多数あって、どれもかなり力が入っている。しかし、私は昨日あまり食べてないこともあって、すぐに疲れてしまった。
博物館を出て、近くにある歩き方に載っているレストランに行ったが開店前だった。昼前なのに。仕方ないのでリキシャーで駅前に行った。

肉が食べたい感じだったが、結局ベジタリアンフードになった。マハラジャターリーRs120。美味かったがどこがマハラジャなのかよくわからん。量も少ないし。
その後、部屋に戻って昼寝。正直、もうここですることはない。5時頃再び外出してブラブラ。戻ってきてシャワーをして、荷物をまとめてチェックアウト。
晩飯はノンベジスペシャルターリーRs120。なかなか食べごたえがあった。これから超長距離電車に乗るので食べ納めだ。

7時前には電車に乗り込んだ。隣は韓国人男2人組だ。ちょっと変わった人達でヨガの先生なのだという。彼らも俺と同じく、無精髭を生やして、大きなリュックを持ち歩いている典型的なバックパッカーだった。しかも彼らのうち一人は俺と同じ年でしかも同じユニクロの服を着ていた。国は違うが一気に親近感が湧いた。彼にインドは好きかと尋ねたら、ハーフハーフだといった。俺もそうだよと言って、二人で少し笑った。彼らとは翌日、翌々日と互いに拙い英語でよく話した。
前の席にはものすごい量の荷物をもったインド人一家だ。小さい姉妹が可愛い。
電車は定刻通り7時20分に動き出した。広大な国土を持つインドの長距離列車の中でもこのバンガロールーニューデリー間は2400km(北海道から沖縄ぐらいの距離)を39時間で行く最長クラスの電車だ(実際は44時間かかった)。俺はあえてエアコン付き車両じゃなくて、普通の寝台車にした。快適なのはエアコン付きなのだろうが、あれは退屈だ。インド庶民がごったがえす普通の寝台車には何かが起きて退屈しないだろうと思ってこっちにしたが、これが正解だった。


このページの先頭へ